自担が自担になったのは
私が岡本圭人くんを好きになったきっかけというきっかけは、正直なところ覚えていません。
JUMPにハマりかけていた頃、知っていたメンバーは山田くん、知念くん、中島くん、高木くん、薮くん、光くん。
今となっては申し訳ない話、有岡くん、伊野尾くん、岡本くんの見分けが全くつかなかった。
歌番組では、先にJUMPがまあまあ好きだった姉にこの子は?今の子は?といちいち聞きながら顔を確認していた。
そしてCDを買ったり雑誌を買うようになると、岡本圭人くんがとても可愛いことに気づいた。
まず顔が可愛い。話し方が可愛い。なんだかもうまるっと全てが可愛い。
なによりも彼はとても一生懸命に見えた。この辺りの話はまたいつか詳しく書きたいので省くけれど、とにかく私は彼の直向きな一生懸命さを本当に可愛いと思った。
そして岡本くんの団扇を持って初めて行った現場で、突き落とされた。
生で、実際に、そこにいた彼は、私の頭の中で作り上げていた岡本圭人くんを壊した。一瞬で。
私がマンガの登場人物だったなら、確実に両目は一瞬でハートになっていたし、顔から火が出たし、最終的に目は渦巻きになって天使の輪を頭上に掲げながら倒れたと思う。
それくらいの衝撃。
なにがどうってわけじゃないけど、あのときの衝撃は忘れられない。
うん、まあ、でも、衝撃と言いつつ、猛スピードですごい勢いで落下したという感じではなかったと思う。
なんだか、トンッ…と正面から押されたような、気づいたら底だったみたいな。う~ん、難しい。
そんなこんなで、今はハッキリと担当を名乗るようになった。
あのとき突き落とされた先から這い上がれる日は来ないかもしれないし、這い上がれないことをなんとなく望んでるんだ、いつでも。